バラハタが販売される!?シガテラ毒とは?刺身•食べ方•値段が気になる!?
2016/09/13
●バラハタが販売される!?
東京都中央区の「築地市場」にある仲卸の店で「バラハタ」という食中毒を起こしてしまう危険性がある魚が販売されてしまったとニュースになり話題になっています。
「バラハタ」の販売に関して東京都は販売の自粛を求めているそうで今回購入した人に対し注意を呼び掛けているそうです。
今回「バラハタ」を購入した人は食中毒の危険性を認識していたのでしょうか?
「バラハタ」を購入した人の特定は、まだ出来ていないということなので誤って食べてしまわないかとても心配ですね。
「バラハタ」は深海魚の仲間で外見は赤みを帯びていて、その身はマグロの大トロのように脂がのり美味だそうです。
しかし「バラハタ」は内臓に「シガテラ毒」という毒素が含まれているので食べない方がいいということです。
■シガテラ毒とは?
主に熱帯の毒素が含まれる
「プランクトン」を捕食した
魚に含まれる食中毒です。
中毒の症状は
吐き気、腹痛、下痢が
数日間から数週間も続きます。
頭痛、めまい、筋肉痛不整脈、
徐脈等、血圧の低下なども
あるため注意が必要です。
今回は深海魚の仲間の
「バラハタ」と含まれている
「シガテラ毒」という毒素に
ついて調べ簡単にまとめてみました。
■バラハタとは?
ハタの一種で分類はスズキ目・スズキ亜目・ハタ科・ハタ亜科になります。
全長は60cm(大型は80cm)。
バラハタという名前の語源は
「薔薇羽太」と書くことからも
体の色が「薔薇の花」のような
鮮やかな朱色しているところから
きています。
日本での分布は和歌山県より
南の比較的暖かい海になります。
基本的に深海魚なのですが、
浅い海のサンゴ礁にも生息しています。
食性は小魚、エビやカニなどの
甲殻類や軟体動物を捕食します。
「バラハタ」は地域によっては
「シガテラ毒」が含まれておらず
「沖縄」などの地方では
「ナガジューミーバイ」と呼ばれ
食用にされているそうです。
■食べ方は?
「小笠原諸島」の海域でとれる「バラハタ」は「シガテラ毒」がないといわれていて刺身で食べると脂ののった白身が大変美味だそうです。
刺身以外にも塩焼き、空揚げ、煮つけ、鍋料理にしても美味しいそうです。
しかし「シガテラ毒」が絶対にないという保障はないので食中毒が怖い方は食べない方がいいでしょうね。
■値段は?
調べてみると「楽天市場」で沖縄産の「バラハタ」1.5kg~2kgの重量のものが4500円ほどで売られていました。
「バラハタ」は、味は美味でも毒を持つという点がフグとよく似ているなと思いました。
本日は最後まで読んでいただきありがとうございました。