ヨウシュヤマゴボウが危険(毒性)?除草や駆除は?育て方を調査!!
2016/09/11
兵庫県姫路市でヤマゴボウ科の
有毒性のある植物
「ヨウシュヤマゴボウ」を食べた
40代の男性が食中毒を起こし
病院に緊急搬送されたことが
話題になっています。
男性は職場の敷地の中に自生を
していたヨウシュヤマゴボウの根を
生で食べてしまったそうです。
男性は命に別状はなく入院をしている
状態だそうですが、むやみやたらに
自生している植物を口に入れない方が
身のためということなんでしょうね。
今回は今回は食中毒を起こして
問題となっている
「ヨウシュヤマゴボウ」について
調べ簡単にまとめてみました。
●ヨウシュヤマゴボウとは?
出典:had0.big.ous.ac.jp
科名はヤマゴボウ科
属名はヤマゴボウ属
学名はPhytolacca americana
別名はアメリカヤマゴボウ
原産は北アメリカ
花言葉は野生、元気、内縁の妻
ヨウシュヤマゴボウは明治時代に日本に入ってきて自生してしまった「帰化植物」だそうです。
帰化植物とは人為的に持ち込まれた植物がその土地に根付き自生したもののことです。
ヨウシュヤマゴボウは多年草で高さが1~2mになり赤紫色をした茎が特徴です。
ヨウシュヤマゴボウは日本国内の市街地などに自生しているの見かける機会も多いのではないでしょうか。
ヨウシュヤマゴボウは葉、果実、根など全体に毒があるので注意が必要です。
■育て方は?
ヨウシュヤマゴボウは毒性が強く危険なので自生しているのを鑑賞用に持ち帰るのがよさそうです。
自然の植物なので一度、根を張ると何度引き抜いても勝手に生えてくるそうです。
■除草や駆除は?
ヨウシュヤマゴボウの根は大変深く引っこ抜こうとしても残ってしまいます。
ホームセンターで除草剤を購入し撒くのが一番手っ取り早い駆除のやり方でしょうね。
■危険、毒性は?
ヨウシュヤマゴボウは全体に毒があると前述しましたが、根~葉~果実の順に毒が多いそうです。
ヨウシュヤマゴボウの毒の成分は
フィトラッカトキシン phytolaccatoxin :フィトラッカゲニン phytolaccagenin をアグリコンとする数種の配糖体(サポニン)の混合物。主成分はフィトラッカサポニン E phytolaccasaponin E 。
厚生労働省HPより引用
またヨウシュヤマゴボウの毒は茹でることで分解されるそうですが食べない方が身のためでしょうね。
誤ってヨウシュヤマゴボウを食べてしまうと2時間後に腹痛、強い嘔吐、下痢、めまいなどの症状が現れるそうです。
毒の量が多い時には痙攣、意識障害から呼吸困難、心臓麻痺へと症状が重くなり最悪の場合は死亡してしまう場合もあり得るので注意が必要です。
身近にこんな毒性の強い植物があることに驚きましたが、口に入れなければ何の問題もないので小さなお子さんがいる場合以外は必要以上に警戒する必要はないでしょうね。
本日は最後まで読んでいただきありがとうございました。